ナチュログ管理画面 釣り 釣り 九州・沖縄 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2024年04月28日

サクラマスを求めて(上椎葉ダム)【2024/4/24~26】

4月24日(水)
 昨日、佐賀で車中泊。飲み過ぎて少し頭が重い。5時に駐車場を出る予定だったが安全運転を考えて2時間程追加睡眠を取り、7時過ぎに佐賀を出ました。今日から上椎葉ダムにサクラマスを狙いに行きます。去年は東京から行きましたが(サクラマスを求めて(宮崎)【4/19~25】参照)、今年は熊本からの出撃。予定より少し遅れて10時過ぎに怪獣氏宅に到着、2泊分の食料を調達して椎葉村へ。
 13時頃、上椎葉ダムのバックウォーター(BW)に到着し、昼食のラーメンを食べて一休みしていると宮崎市から参戦のtoco氏が到着しました。U氏は怪獣氏の幼馴染の釣友でtohohoは初対面。今後、色々お世話になる事もあると思うので丁寧に挨拶し、ジェントルマンをアピール。(できたかなぁ?)その後14時頃から放水口を攻めますがもちろんノーフィッシュ。16時には本命のBWに入川して産卵遡上のワカサギを追ってくるサクラマスを狙います。
サクラマスを求めて(上椎葉ダム)【2024/4/24~26】
ところが、何処を見てもワカサギが居ません!去年は大量に遡上していたのに・・まだ明るいので遡上待ちか?とルアーを投げ続けますが当りすらありません。暫くして、怪獣氏が「フィッシュ!」と唸りロッドを大きく煽りました。記念写真をと携帯を取り出し怪獣氏のもとへ走り寄るとルアーについていたのは40cmを超える小枝!苦笑にシャッターを切るのも忘れてしましました。しかし、17時には再び怪獣氏に「フィッシュ!」の声。今度は水面がバシャバシャしています。30cmを超える魚体は白銀で厳つい顔はおちょぼ口?あれっ!脂鰭が付いてない。外道の定番、イダさんでした。
サクラマスを求めて(上椎葉ダム)【2024/4/24~26】
 しかし、生命反応に期待が高まってきます。少ししてtoco氏にも当りが、こちらは40cmのイダ。怪獣氏もイダを追加してボウズはtohohoのみ。18時半には怪獣氏が納竿、19時にはtohoho、toco氏も納竿でベースキャンプ(BC)に上がりました。
サクラマスを求めて(上椎葉ダム)【2024/4/24~26】
 今夜の宴はカレーライスとジャンボウインナー、目玉焼きです。辛口カレーの辛い事。3人ともヒーヒー言いながら完食。食後のコーヒーの味もわからない位です。その後は焚火を囲んで23時位まで釣り談義。明朝5時起床を決めて各車で就寝となりました。
サクラマスを求めて(上椎葉ダム)【2024/4/24~26】サクラマスを求めて(上椎葉ダム)【2024/4/24~26】
4月25日(木)
 4時半頃から怪獣号のドアがガラガラ音を立てますが、朝弱いtohohoはアラームが鳴る5時までは起きれません。5時ジャストに車外に出ると2人とも準備中。tohohoもソクサクと準備してBWに向かいます。今日こそはサクラマスをと周りを見渡しますが、湖面は見事な水鏡状態。
サクラマスを求めて(上椎葉ダム)【2024/4/24~26】
 3人が投げるルアーの着水音と3つの波紋が広がるのみで、サクラマスのライズはありません。もちろんワカサギの姿も皆無。7時には重たい足を引きずって崖を登りBCで朝食を取り今日の予定を打ち合わせます。
 toco氏は1泊なので、宮崎市に帰還。次回は鮎釣りでお会いしましょうとお見送りしました。tohohoは確率がゼロに近いサクラマスのよりもヤマメの方が釣れそうなので椎葉の秘境「上の小屋谷」に行くことに、怪獣氏は体力温存でBC付近の川で遊んでおくとの事なので、単独で上の小屋谷に向かいます。BCから20K強、50分位ジムニーを飛ばします。林道に入って4Hに切り替え、途中がけ崩れがありません様に・・とお祈りしながら何とか川まで到着。水量も程よく怪獣氏からの「オールキープ」の指令に応えるべく8時半過ぎに入渓。
サクラマスを求めて(上椎葉ダム)【2024/4/24~26】
 2年半前に次男と来た以来の上の小屋に感動しながら釣り上るも良さそうなポイントでもライズすらありません。一昨年の水害でここもダメになったのか?と、いつも釣れる堰堤が破壊されています。よほどの水量だったのでしょう。
サクラマスを求めて(上椎葉ダム)【2024/4/24~26】
 それでも気持ちよい渓相に生き残りヤマメを求めて釣り上る事1時間余り、沈んだドライフライをピックアップした時にグィグィと強い引き。「来た!」とロッドを煽りますが合わせが効いていない為、水面から出た所でポロリ。地団太踏んで口惜しがるtohoho。しかし、釣れることが分かり少し元気が出ました。その後も同じ状況でバラシがあり、どうやらドライフライよりもニンフが良いのではとフライを交換して釣り上りますが、当りはありません。すると、インジケーターを追ってくる魚体が・・ドライフライの時間になったのではと再びドライフライに交換してすぐに出ました。20cm超えの岩魚。
サクラマスを求めて(上椎葉ダム)【2024/4/24~26】
 先程の2匹も多分岩魚だったのでしょう。しかし国内外来種の岩魚は全て駆除です。(もちろん食べます)それから1時間程釣り上り二股分岐迄来ました。帰りを考えて右俣を選択(左岸に林道があるので脱渓がらくちんです)分岐からすぐに小さいライズ。18cmのヤマメです。取り合えず二人分の食料が確保できたので余裕で釣り上ると林道に車が止まっています。先行者が居るのか?足跡は無かった様だし蜘蛛の巣も張ったままだったし、源流に入ったのか?と考えながらフライを投げていると、岩陰からスーッと黒い影がフライに向かっていきカプッ!と咥えた所でバシッと切れない程度の合わせ。♯2タックルなので魚が強い。岩の下に潜られてしまったので上流に移動し、ゆっくりと引っ張ると掛かっていたのは24cmのヤマメ。今年の記録更新です。
サクラマスを求めて(上椎葉ダム)【2024/4/24~26】
 先程の車の辺りまで釣り上って納竿としました。止まっていた車は久留米ナンバーのランクル。昨夜からでしょうか、焚火の後がありました。ジムニー迄20分位かけて帰り、怪獣氏から支給されたインスタントラーメンにありつき、そこから50分かけてBCに着くと怪獣氏は休憩中。BWの上流に入渓して20cm位のヤマメをばらしたらしい。怪獣氏から「3匹では喧嘩になるので後1匹釣ってくる事」と言う指令が出ました。夕まずめのBWは17時頃からなので、怪獣氏がばらした上流に向かいましたが、30分位釣っても何もないのでさっさと諦めて、幻のサクラマスに備えました。
 17時になりいよいよ入川。まず昼間に釣ったヤマメ、イワナの腹を出します。怪獣作のハンドメイドナイフ「HicoLess」の入魂式です。切れ味は最高の様でスッと切れていました。
サクラマスを求めて(上椎葉ダム)【2024/4/24~26】
 湖面は朝と同じで異常は全く見られません。怪獣氏と二人で淡々とルアーを投げ続けるが、外道のイダすら遊んでくれません。18時半頃になってやっとワカサギらしき子魚がピシャピシャと騒ぎ始めたが、湖面は静かなまま。19時前には怪獣氏が諦めて納竿。真っ暗になるまで頑張るつもりのtohohoの前で、ガバッ!と大きなライズがあり、それを皮切りに40cmの魚体が見えるライズが続き、ついにtohohoのロッドにグィグィッと強い引き、絶対にばらさないぞとリールをグイグイ巻いてごぼう抜きしてやる。とロッドを煽った瞬間にスッと抵抗が無くなりました。バレた!と、その時ルアーを咥えた魚が首を振りながらルアーを外そうと2、3回ジャンプ。tohohoのラインにはルアーが付いていません。痛恨のラインブレイク!40cm位のサクラマスでした。しかし、まだライズは続いています。暗闇の中ルアーを結びなおして釣り続行。数十回目に再び強い引き。今度は切れない様に丁寧に巻きます。足元まで寄せて陸地に引き上げると、飛び跳ねて暴れ、やっとのことで魚を見ると40cm超えのイダ。
サクラマスを求めて(上椎葉ダム)【2024/4/24~26】
 ゲゲッ!と放流し、引き続きルアーを投げますが泳ぎがおかしい。手に取って見るとリップが無い。ブラウニーが壊れてしまいショックですがそんな暇はありません。再びルアーを替えて上流のバシャバシャに投げると、下流側でバシャバシャ。上に投げたり下に投げたりしている内に当りは真っ暗になり、イブニングの終了となりました。
 BCに戻って怪獣氏に状況を伝えると、俺も、もう少し頑張れば良かった~と、明朝は真っ暗なうちから釣ろうと4時起床を決め、本日の宴の開始。今夜のメニューは外国製ステーキと昨日のカルビ肉の残り、ジャンボウインナー、目玉焼きでお腹いっぱいになったので現地調達のヤマメ、イワナは怪獣氏のお持ち帰りとなりました。食後はコーヒーを挽いて焚火を囲んでで昔話にふけり、23時頃に就寝としました。
サクラマスを求めて(上椎葉ダム)【2024/4/24~26】

4月26日(金)
 4時にアラームが鳴り、車外にでると周りは真っ暗。少し肌寒い位です。ウェーダーを履いてBWに降りると、どうも様子がおかしい。昨夜は膝上まであった水面が無く、陸地になっている。ネットで水位を調べると473mになっている。昨日の夕方から1mも放水したようです。暗闇の中、何処に投げて良いものかわからず、根掛かりの嵐です。残念ながらサクラマスのライズは一回もなく、明るくなって見ると昨夜ライズがあったところは中洲があり、流れも20cm程の水深でした。6時頃には諦めモードで対岸に渡り、ルアーが落ちていないか?探し回る始末。最後には昨夜壊れたブラウニーのリップを探そうと釣れた辺りを10分程探索、するとキラッ!と光るものが・・ありました。間違いなくブラウニーのリップ。これで復活出来ます。
サクラマスを求めて(上椎葉ダム)【2024/4/24~26】
 すでに怪獣氏もやる気なしでBCに戻って最後の朝食を済ませてBCの片付けに掛かります。すべてが完了して本日の身の振り方を打合せます。来る時に気になっていた五ヶ瀬川に寄ってヤマメを釣って帰る事にして、上椎葉ダムを出ました。国見トンネルを越えると五ヶ瀬川になります。トンネルを出て1K位の所で怪獣氏が、5分位下流にtohohoは入渓。なかなかフライにライズが有りません、ファーストライズは20分位釣り上った大場所で25cmを超えるヤマメが魚体を見せる大胆なライズ。タイミングも悪くなかったのですが、少し早かったのかフライが抜けてフッキングしませんでした。大失態です。その後も、良いライズがありましたがフッキングしません。次の小さいライズは合いましたが、18cmに満たないコマメでした。その後はライズも無く終了。
サクラマスを求めて(上椎葉ダム)【2024/4/24~26】
 帰りに清和村辺りで、ふと思い出したのが緑仙峡。以前は良く来たのですが、熊本からも遠くて先行者が居れば釣りにならないので足が遠のいています。折角なので20分位遠回りして寄ってみました。キャンプ場の上流(最下流)から入渓しようと思ったのですが、佐賀ナンバーの4人組が準備中。どの辺りまで登るか聞くと最初の流れ込み迄との事で上流に入る事を告げて上流に行きます。時間も昼過ぎなので宴の残りの焼きそばを作って、少し昼寝で体力回復を図ります。小一時間休んだ所で車の屋根を叩く雨音で目が覚めました。上空を見ると山の方は暗い雲、イブニング迄頑張る元気も残っておらず、帰りの事を考えて涙の撤退としました。
 今回のツアーは目的のサクラマスは見れなかったものの、今年の最大ヤマメをキャッチできたし、来年は4月上旬に行くことを決めて終了です。



同じカテゴリー(釣り)の記事画像
箸休めにハエ釣り【2024/5/10】
柳の下に2匹目の岩魚は・・【2024/5/9】
GW明けの爆釣?【2024/5/7】
たまにはザックを背負って【2024/5/3】
久しぶりのヤマメ。イワナも交じって【2024/4/19】
コマメの嵐【2024/4/17】
同じカテゴリー(釣り)の記事
 箸休めにハエ釣り【2024/5/10】 (2024-05-11 09:39)
 柳の下に2匹目の岩魚は・・【2024/5/9】 (2024-05-10 21:56)
 GW明けの爆釣?【2024/5/7】 (2024-05-08 12:13)
 たまにはザックを背負って【2024/5/3】 (2024-05-03 21:57)
 久しぶりのヤマメ。イワナも交じって【2024/4/19】 (2024-04-21 10:31)
 コマメの嵐【2024/4/17】 (2024-04-20 10:12)

この記事へのコメント
長編記事お疲れ様でした、ヤマメは美味しく食べました♪
来年は少し早めに行きましょう!
Posted by 怪獣 at 2024年04月28日 17:51
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
サクラマスを求めて(上椎葉ダム)【2024/4/24~26】
    コメント(1)